サステナブルファッションの嘘:環境に良い服だから大量に作って売ろうってか

持続可能とか脱成長とかって、また言ってるよ。

綺麗事ばっかり並べて、またお金儲けしてるんだぁ。

そんな事を思いながらマグカップに並々注がれたホットコーヒーをストロー越しに飲む。

熱くて少し口に含むだけだ。

知人から借りたDVDが非常に面白かった。

服が好きなら絶対に見た方がいい。

いや、服好きじゃない人も、ファストファッションがどういう仕組みで出来ているのかを知るべきであって何も知らずに服を買う事を恥じた方がいい。

ファストファッションの悪しき側面を知ってはいたけど、ここまでとは思わなかった。

サステナブルファッションとか言うマーケティング

「サステナブルとか相当頭悪い」

今をときめき切り抜きおじさんひろゆき氏の言葉だが、僕も全く同じ意見だ。

食料の廃棄問題は分かるのだ。「腐る」から捨てる

しかし日本では年間140万トンの衣類が廃棄されている。

この中に着れる服が何万着あるだろうか?

そして海外の恵まれない国に送ってあげて!とか言ってる物を知らない人が多い。

その海外では使い物にならないゴミの山を送り付けられ、服のゴミの埋め立て小島になっているような場所さえある。

再利用できるような物もあるが多くのファストファッションの製品は使い物にならずタダのゴミを送り付けているだけだ。

知人が東北の震災のボランティアに行った際には、ボランティアの支援物資の中には汚れた下着や靴下まで入っているんだとか。。
良かれと思って不衛生なゴミを送ってる人までいるようで本気で現実見た。なんてことを言っていた。

それでもまだ作るの?って思う。

僕はアパレル関係だし、業界としてリサイクルも行っている立場なのだが品質の良いモノを作るのは賛成。

しかし使える物を長く使って、直してまた着て、長年使いたくなる物を作るのは生産者の義務だと思う。

その場限りの流行りでワンシーズンでダメになる物は作っちゃいけないだろう。

中国では古着の販売を禁止している。

衛生面が理由らしいが本当の所はファッション業界の淘汰を防ぐためだろう。

中国で年2600万トン破棄される衣類、リサイクル進まず-古着は輸出
「低炭素、温暖、愛心」と書かれた大きなグリーンの金属製の箱に不要になった衣類を入れているのは、北京市の東城区に住むチャオ・シアオさん(35)だ。「中国の貧しい人が本当に必要ならとても良いことだし、捨てる罪悪感が軽くなる」と話す。

つまり中国では作るだけ作って、送り付けるだけ送り付ける。という一方通行ビジネスなのだ。

それでも持続可能だなんだと理由を付けて格好つけて、これからのスマートな人は環境に配慮したブランドを身に着けるのよワッショイ。てな部分に相当頭の悪さを感じる。

サステナブルとかなんとか言ってまだ新しいブランドを作るのか?

売る為にサステナブルを名乗るのは正しいけど、環境は良くならないでしょ。

着れる服が山ほどあるだろうと。メルカリ使えと思う。

ファストファッション側はアフリカや東南アジアに雇用をもたらしている、企業の責任は果たしている。と言うが安い労働者を使いたいだけで他にもマンパワーとして産業構造に組み込む方法は幾らでもあるはずだ。

で、ここからがややこしい。

じゃあファストファッションやめましょう。となったら雇用はどうなるか?

日本にもユニクロやguなどで働く人の雇用問題が発生する。

オンライン販売や無人レジの普及で絞られつつある雇用だがさらに厳しい物になるだろう。

ちょっと危険な話になりそうなので

取りあえず海外の低コスト労働をやめればどうだろうか?

今までの価格では確実に買えないが雇用は生まれるだろう。

結局の所、イオンが出来れば商店街は潰れて

アマゾンの便利さで本屋が潰れて

ネットフリックスにツタヤは潰される

低所得者のためのファストファッションで、さらに低所得な環境の外国人労働者が潰されてしまう。

でもこの便利さを完全にやめることは不可能だろう。

現に今もユニクロのパンツを履いている。

トゥルーコスト、ファストファッションはコスパが悪い。

僕はファストファッションで外出用の服は買わない。

別に信条でも何でもないがファストファッションでお洒落をするのはコスパ悪いと思うから買う気にならない。

だってすぐ伸びるし、壊れるし、頭にアイデアとか何も生まれない、なんか気持ちが上がらない。

ユニクロのセルビッチデニムは許す。でも凄い安い人件費の上で出来てるって知ったらカッコつけて履けなくなる気がする。中古で見つけたら買おう。

何を着るかで、どんな人間か決まるワケじゃないけども そういうの気になる。

僕は古着が好きなわけじゃないが自分に合った物や品質の良い物が好きだ。

流行だから着る。みたいなのは自分を持ってない感じがして流行り物は嫌いだ。

長く使える物が好きなので中古や古着物を買う機会が多くなる。

でも古着好きでも古着オタクでもない。出来るなら綺麗な方が良い。

この時代にだけ使われてた○○なんだよ~。とかそういう所には個人的には興味ない。

でも昔は素材を贅沢に使っていたから品質の良い物が多く、自然と古いモノでも価値があると感じる。

そういう価値を見出すトコに楽しさってあるんだと思う。

で、トゥルーコストってdvdはファストファッションに本当に払ってる代償は大きいよってドキュメンタリーである。

服好きさんには是非見てほしいなと思う。

もうコーヒーの入ってないマグカップをそれでもストローでズズズと吸ってしまう。

タイトルとURLをコピーしました