今回はオールデンの革靴を紙ヤスリで削ってみました。
まず結果から言うと
- かなり根気のいる作業、時間もかかる。2時間は欲しい
- 実際キレイになる、元々の状態が悪ければしても良し
- クラック、ひび割れの補修に使える。 ←ココ重要!
- マスク着用か屋外ですべき!
今まで溜まった汚れや小傷などを一気に綺麗にしたいと思ったのでこの際思い切ってやってしまいます。
ちなみにきっかけは甲の部分のひび割れが気になっていたからです。
中古で手に入れた物ですが、オールデンの54321はお気に入りなのでまだまだ履きたいところ。
ひび割れの補修を検討されている方は見ておいて損はないです。
コードバンの脱皮。ヤスリで削って大丈夫なのか問題
革靴をヤスリで削る??
そんなんしてええんかいな??
そう思いますよね。
一般的なスムースレザーの場合はヤスリがけなんて絶対にNGですが
コードバンやスエード素材はOK!←自己責任で!!
ヤスリの番手にもよりますが汚れ落としやメンテに使えるようなんです。
ですので粗い番手のヤスリから高い番手のヤスリで削っていくと表面のザラザラした毛羽立ちや凹凸が取れてさらに輝きを増すようになるようです。
深い色味と、光の反射でピカピカに見えるこのオールデンのコードバンシューズですが、、
実際近くで見てみると光の反射が強く目立ちませんが
黒い汚れや傷は多数あります。
ヤスリがけすることによってこの黒い傷ヨゴレを削ってしまおうと言う事ですね。
さすがに高級靴なので元に戻らなかったり、さらにボロボロになってしまってはと結構心配です
もしもこの記事を読んで同じようにコードバンのヤスリがけをする方がいらっしゃいましたら自己責任でお願いします。
コードバンのひび割れ補修とヤスリ掛けに必要な物
- 紙ヤスリ各種300、600、1000、1500、2000、4000
- メラミンスポンジ 激落ちくん
- 削り後のケア用品各種 デリケートクリーム、カラークリーム、ブラシ
- 屋内ならマスク、飛沫を吸ってのどが気持ち悪くなります。
今回使ったのは以上です。
300番の紙やすりは履きジワのひび割れを起こしている部分にのみ。
他の全体のヤスリがけは600番からスタートしています。
メラミンスポンジは600番の後に使いましたが、曲面などシワの部分には使いやすいです。
コードバンのひび割れ補修とヤスリ掛け手順と経過画像
この時点でひび割れは消えるぐらい削ってます。
甲の部分の履きジワの黒い汚れは完全には落ちません。
一通り削ったのですがカカトの黒い汚れが落ちそうで、落ち切ってないのでもう一度ヤスリがけします。
この辺りはかなりビビッてました。
見るも無残。
もうガッサガサになってます。
一定の方向からヤスリがけしなかったので、丸いキズが付いてしまいました。ですが体力的にもう諦めます。なんかのど痛いし、、屋内で削る場合マスクはしておきましょう。
男は引き際が肝心です。
元あった黒い汚れはかなり取れていますね。
しかし均一の色にはやはり戻りません。
この辺はエイジングで自分だけの一足になっていると思えばまぁいいもんです。
かなりピカピカになりました。
最初の画像が手入れをしてなかったのもありますが
まさに一皮剥けた、別格の輝きになります。
ひび割れもこの通り!
かなり綺麗になってます。これ以上は色味が変わるかもしれないので今回はここまで。
また気になったらヤスリがけすると思います。
オールデンのコードバンを脱皮:まとめ
履いてお出かけ!!
残念ながら曇ってたのであまり光ってませんが、かなり綺麗になります。
ただ、お掃除目的の場合は労力も半端ないので中古で状態の悪いのを見つけた時はやってみるのもいいかな~ぐらいの感覚です。おすすめはしません。
コードバンのひび割れやクラックの補修には使える裏技です。
ひび割れ補修の際は、是非参考にどうぞ。
このあと雨降ってシミが出来てしまいました。2時間もかけたのに。。。
次はコードバンのシミ取りもします。