ジーパンを履く人は多い。
しかし現在市販で売られている
本物ジーパンはどれですか?
そう聞いた場合に好きか嫌いかは別として
一番多くのアパレル人が答えるのはリゾルトだろう。
君はリゾルトと言うジーパンを知っているか?
今回の記事は決めゼリフっぽくスタートするぜ!
リゾルト710デニムパンツの特徴
デザイナーは林氏
旧DENIME(ドゥニーム)のお方らしい。格好いいオッチャンである。
リーバイス66モデル501を徹底的に研究した作り+現代の日本人向けにやや細身の作りする
そんなこだわりの中で生まれたリゾルト710
ボタンフライ、黒カンヌキ処理、など分かる人には分かる仕様。しかし赤耳はオレンジ色。
これはなぜか?分からん。
誰か教えて。
ちなみにこの画像は洗濯一回の時の画像。
裾のチェーンステッチの捻じれ具合を見れば洗濯回数が少ないのが分かります。
あーわかるわかる。って思ったアナタは変態です。アラキのお友達です。
リゾルト710のサイズ感について
リゾルトには一番王道の710の他にも711、712というモデルが存在しますが今回は710のサイズ感の解説をします。
リゾルトはリーバイスの66モデル基準で作られた為なのか、現行の一般的なデニムパンツのサイズよりもウエストが一回り小さい作りになっています。
※昨今の細身のデニムパンツはかなり股上が浅くなっている=腹部の絞りが甘い
これは体型を選ばない反面、ベルトを使わないと綺麗な位置にパンツが収まらない可能性が高い。
しかしリゾルトはウエストがタイトになっているのでジャストサイズを選べばベルトを使用しなくてもスッキリと見える位置に収まるのだ。
身長170ちょい、体重70kgだと33インチが余裕をもって履けるサイズです。
32インチだと座るとお腹がきつい。でもスッキリ見えるのは32インチ。
アラキは筋トレしたり減量したりで70-75kgと体重の増減幅があるので余裕をもって33インチを履いている。
リゾルトでよく聞く評判の一つに、お腹周りが苦しいという意見。
これも股上の深さとウエストの絞りが原因です。ジャストサイズだと下半身がスッキリ見えて格好いいんですが食後や座っている時にシンドイです。
裾周りは20cm弱~なので太くはありませんが細すぎもしない形です。
新品時はいわゆるまっすぐに落ちるパイプドステムのシルエットですね。
これが乾燥機にかけたり、チェーンステッチでウネリが出たりと体に沿ってアタリ出てきてさらにスッキリ見えのデニムパンツになります。
リゾルト使いは丈の短さが半端ない
靴を脱いでリゾルトのデニムパンツを履いた時に地上から10cmの位置で裾上げを推奨しているようである。
地上10cmだとくるぶしが全部隠れないぐらいかな?
リゾルトは短めのレングスを公式推奨でしているのだ。
身長172.3の自分的にはレングスは30か29ぐらいが好き、乾燥機を考慮すると30インチかな?
リゾルトのシルエット的にかなり短めの方が綺麗に見えるのでどっちでもいい。
※後日、身長172.3センチの自分にはレングスは29インチが正しいと知りました。
むしろリゾルトのデザインは中途半端に長いと物凄く普通のジーパンに見える。ってかむしろダサイ。
リゾルトの履いたら適当に洗濯、乾燥機にかける。
デザイナーの林氏が推奨するのは洗剤使って普通に洗濯、ガス式乾燥機にかける。と言う方法。
洗濯の頻度も適当、夏は頻繁に、冬は洗いたくなったらでエエ。とのこと。
リーバイスのデニムパンツ絶対に洗濯しないマンのベルベルジンの藤原さんとは対極に位置する考え方である。
同じデニム好きであっても求める方向性が違うと取り扱いも違うらしい。
リゾルトのジーパンが素晴らしい点
個人的に素晴らしいと思ったのはレングスを選べる点。
ジーパンの型はサイズによって少しづつ違う。
例えばウエストが同じ32インチだが、レングスは30インチと34インチという風に長さの違うデニムパンツがあったとしよう。
普通ならここで「裾上げオナシャス!ウイッス!」ってな具合である。
しかしこれには問題がある。
この時に34インチのレングスのパンツを30インチの長さに裾上げしても
元から30インチのデニムパンツとはシルエットが異なるのだ。
チェーンステッチで裾上げする手間がかかる上にシルエットも本来の履くべき仕上がりにならない可能性があるなんて面倒である。
そういった問題が発生しないように、なんとリゾルトではレングスが1インチ単位で選べるという素敵仕様なブランドなのである。
しかも全部の長さで綺麗に見えるように別のパターンを作ってあるとのこと。
これは本当に素晴らしい。
リゾルトならば【確実に】自分にあった素敵なシルエットのサイズを探せるのだ。
リゾルトは色落ちが素晴らしい
もう一つリゾルトの素晴らしい点は色落ち。
これは誰のリゾルトのデニムを見ても色落ちがキレイなんですよね。
聞いても普通に洗ってるって言うんですよ。これなんで?林氏の匠の仕事だから?
デニムを洗わず育てるのはやっぱり気合が必要なので自分もちょっと試したい。。。
66デニムに見られるようなゴリゴリしたサイドのパッカリングや色落ち+リゾルト710のシルエットはカジュアルな短靴やブーツはもちろんスニーカーに良い感じで合わせられます。
リゾルトと言えばシャンボード、ローファー、スエードシューズってイメージありますがスッキリした大人のカジュアルスタイルにちょうど良いんですよね。
個人的にリゾルトは新品の時のシルエットが微妙
最後にシルエットですが実はもうちょっと攻めたシルエットが好きなんですよね。
裾周りが少しだけ太い。
流行の影響もありますが美脚シルエットに定評のあるイタリアのパンツ専業ブランド(INCOTEXやPT)やAPC、などかなり攻めたテーパードがかかっています。
裾周り17cmとかね。※細過ぎでもある
乾燥機にかけると裾周りが細くなるからリゾルトのデニムはやはりガンガン乾燥機にかけた方が良さそうである。
今年の秋からはリゾルトの成長記録を記事にします。